カッティング定規の使い勝手を比較してみた。持っているのは3本
①(右)STAEDTLER ステッドラー カッティング用溝付方眼定規 962 07-45 45cm
②(左)レイメイ藤井 定規 すべらないカッティング定規 30cm ACJ555
③(中)レイメイ藤井 定規 カッティング定規 50cm ACJ850
■視認性
②が一番良い。その次が③。
③のステッドラーのグレーガイドは下が黒系の時は見やすいけど、白の時は目を凝らす感じでキツイ。
一番古いから使い込みすぎて線が薄くなったのもあるのかも・・・。新品で比べてなくてすいません、ステッドラーさん。
■方眼の使いやすさ
① 6cm幅で全面方眼なのは使いやすい。
革を4cmのひも状にカットする時とか、すごい役立つ。端に余白がないのも角から測れていい。
②③は3cm分ぐらいしかガイドがついてないのがちょっと残念。
あと、工作するなら③の直線ガイドより①②の方眼タイプの方が断然便利。
■カッター側の形状
①か③はガイドに垂直面がある。
②は円柱状のガイドが埋め込まれていて、カッターの接地面が少ない。
写真で違いわかりますかね?
細かい事言わなければ、どっちでも問題ないレベル。
どれもガイドが厚みの中央にあり、切断面に角が接地してないから、
切断面の際まできっちり抑えないとヨレる素材を切る場合、オールステンレスの定規を使方がいいかな。
定規の裏側で切ってしまうと数ミリ浮いてて紙がヨレるのと似た状況(伝わるかな・・・)。
この3つはガイドが埋め込まれてるので、うっかりカッターでガイドを切り落としてしまう心配はないけど、
ペタッと貼ってあるだけの商品もあるのでご注意を。
細かい事を言うと、この3つとも、手の角度が曲がってたら厚紙は垂直に切れない。垂直カットのガイドとして使うなら、ガイド面の厚みがある程度は欲しい。
より垂直を目指すなら、
エヌティー カッター専用定規 50cm CS-502 クリア アクリル製がオススメ。
これ、方眼が端まであったら最高なのに。
でも本体の厚みが5mmあるから、定規として使うにはメモリが見難そうなのが気になる。
一長一短。
■長さ
私が一番使うのは③50㎝
次が①45cm
立ててあるので長いのが取りやすいってのもあるし、
45cmのメモリが見にくいからってのもある。
正直30㎝は短いと思ってる。どうせ短いなら20cmぐらいの方が小回りがきいていいと思う。
でも、それは2本目以降の長さ。
1本目なら45cm以上がオススメ
■滑りにくさ
②が断然滑らない。
長い距離をカットする場合、押さえが弱いとズレやすいので、滑りにくいのは長い定規ほどうれしい機能。
押さえる力が弱い人にもいいかも。
■デザイン
①がデザインは好き。すっきりしてるし、端まで方眼。
シンプルで上品。だけど、線が見にくいのが難点なんだよ・・・
②は青がちょっとな、と最初思った。
何だろ・・・青い線と青丸が小学生の定規みたいに感じて、テンション上がらない。
でも性能は優れてるのよね、これ。
見やすくて滑り止め付き、方眼。
ダサいけど青線がいいのかな~?うっすら裏に白い色がついてるのが見やすい理由かな?
③は方眼が必要ない時はシンプルで使いやすい。
黒線も見えにくいと思った事少ない。
幅も太くないので、長さのわりに小回りきく。
結構好きなんだよね、これ。
と、色々と一長一短ではあります。
カッター定規の初心者なら、「すべらない」をオススメしますね。
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