ブラインドの紐の交換、以前「昇降コード」の交換方法を紹介しましたが、今回は「ラダーコード」の修理方法をご紹介。ラダーコードとは、ブラインドに縦に数本通っているはしご状のH型のコードの事です。ウッドブラインドでは太いひも状のモノで、これはラダーテープと言います。
このコードの一部が切れる事、よくあります。写真の右下あたり、切れてますね。こうなると見た目が急にボロくなってとても残念。
コード交換となるとなかなか大変。まずホームセンター等では素材が入手できない。
メーカー品ならば、販売代理店に品番を伝えると、それに合わせたモノを売ってくれる、という仕組み。でも、自分で長さ調整しながらやってみたいんだよね~。そしてノンブランド品ではチト難しい。
まぁ、売ってないわけじゃない。 ここ では売ってる。
交換には技術と根性が必用。
以前紹介した「ブラインドを分解掃除」を参考にしてもらうとわかるかと。この手順でバラして戻すことができる人にしか勧められない。なので補修方法をご紹介。
そう、縫えばいいんです。
切れてる箇所が少なかったら、この方法がオススメ。
今回は分解掃除したついでに修理したので、羽など外した状態で縫ってますが、
ぶら下げたままでも修理できます。ちょっとやりにくいけど。
材料 | 寸法 | 数量 |
ミシン糸又は手縫い糸 | コードと同色 | 1 |
ポイント・アドバイス
結び目を軽くあぶって丸めた方が、仕上がりが綺麗。できそうなら是非やってみてください。
慣れないと結び目より先まで燃やしてしまい、やり直しに。
一度結び目を作ってライターであぶる練習してから本番やってください。
ラダーコード燃すと取り返しがつかないので、不安なら燃やさない仕上げでもいいかと。
ライターであぶる場合、糸の種類がポイント。
糸はだいたい下記の4種類かと思います。
・木綿
・絹
・ナイロン
・ポリエステル
この中で、ナイロンとポリエステルはライター処理が可能。
ナイロンとポリエステルはクルクルと溶けながら固まります。
結び目をあぶると、小さな玉ができて、ほどけなくなる。
ポリエステルは黒くなって固まる感じで、
ナイロンは溶けても黒より少し色が薄い感じの仕上がり。
手芸屋さんでよく見る「シャッペスパン」はポリエステルです。
スパンとか、テトロン、というのはポリエステルの糸です。
ナイロンの糸はテグス等の透明なものや
レジロンというのがナイロンの糸。ただ、ニット用なので太い糸が無く、ブラインドには強度が不安かも。
木綿と絹は燃え落ちるので無理。
あ、ちょっと考えればわかるか。
糸の太さは普通のミシン糸で60番、手縫い糸で50番程度だから、
これらだとちょっと細い。
私は20番の太めの糸を使いました。
ジーンズステッチだと20番
ボタンつけ糸も20番ぐらいかな。
ミシン糸と手縫い糸の話も紹介してます。
「糸の右と左、の話」
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