キッチン動線を見直す

使い勝手の良いキッチン導線とはどんな形か? を調べたら、ちょっと面白かったのでご紹介。
サイズと動線から検証。「キッチンスペシャリストハンドブック」なる本に「ワークトライアングル」という調理動線の考え方が載ってた。

<ワークトライアングル>
シンク・冷蔵庫・コンロ の3点を結ぶ三角形の事で、この3辺の長さの総和がワークトライアングル。

理想の数値は 3600~6600mm

これが長くなりすぎると、無駄な動きが増え疲れやすく、短すぎると調理スペースや収納スペースが不足、って事になるらしい。

 

 

 

キッチンの代表的なレイアウトタイプを見ると、赤い三角部分がワークトライアングル。

1列に並んだI型は三角形ではなく、直線距離の数値で考えます。

 

で、この本によると、同一機能の条件ならば、
U型 → 2列型 → L型の順に動線が短くなり、使いやすく、疲れにくいとの事。
(I型は?と思ったけど書いてなかった)

 

しかし、これはあくまで動線の話かと。
U型やL型の角(下の緑の部分)の使い勝手、収納的にはあまり良いとは思えない。


角はどうやったって、「普段使わないものを入れる場所」 でしょう。

U型なんて、作業台の下だけでなく、吊戸棚も同じ形だったら、4箇所も角収納がある!
これは使いにくい。

そんなに使わないもの無いし、使わないなら捨てるよ、というタイプなので
角はせめて1箇所だろう・・・、と思う。

狭い空間のU型キッチンで、やけに奥行のある収納とか、ホントやめて欲しい…。

 

まぁ、これはあくまで調理動線の話なので、
ダイニングテーブルが同じ空間にあったり、キッチンの広さによっても条件が違うと思います。

自分の家の動線を考えてみるのも楽しいですよ。

 

※結論言うと、
「結果、好みだね」 という元も子もない答えになるんですが、
距離感の考え方は参考になります。

 

興味のある方はキッチンスペシャリストの本を見てみてください。
資格試験用の本ですが、試験受けない私が見ても面白かった