ファスナーの使い分けと加工や工夫について紹介。
インテリアでもソファカバー等のカバー類にも使うので、特徴と加工方法覚えておくと便利。
ファスナーは大きく分類すると3種類。
かみ合わせ部分の素材とつくりで分けられます。
(1)樹脂ファスナー(コイルファスナー)
(2)金属ファスナー
(3)ビスロンファスナー
太さは、3番、4番、5番、8番と数字が大きくなるほど太いファスナー。
(1)樹脂ファスナー(コイルファスナー)
かみ合わせの部分が樹脂でできていて、コイル状にグルグル巻きつけてあるものです。
手芸屋さんでよく見るエフロンファスナーもこの一種。長さ調整も簡単で、触った感じもソフトなので、インテリア系でカバーを作る時等にはこれが適してると思います。もちろん、洋服やバッグにも使いますね。
ミシンでかみ合わせの部分の上を縫っても大丈夫で、きっちり長さ調整しなくても作業可能。ファスナー止めの代わりに縫えば抜けないのでラクチンです。
(2)金属ファスナー
名前の通り、かみ合わせの部分とスライダーに金属のパーツを使っているもの。このファスナーはミシンで金具の上を縫ってしまうと針が折れたりするので、長さを調整して使った方がいいです。
「金属ファスナーの長さ調整」 参考にしてください。
経年で金属部分が緑青ふいて来て、衣類に色が移ってしまうこともあるので、注意。
(3)ビスロンファスナー
これも樹脂のファスナーではあるのですが、構造的には金属ファスナーに近く、かみ合わせの部分が1個ずつ形成されたプラスチックです。
すごくゴツイファスナーがついてるバッグ等は、このファスナーの事が多いですね。
※用語説明
ファスナーがかみ合う部分を「エレメント」といい「ムシ」って言ったりもします。
上止め/下止め:止める部分の金具の事
スライダー:動かす部分の事
上止めと、下止め。
サイズ、色ともにいろいろありますが、ほとんどが金属カラーかと。
ピンクとかは少量パックではあまり見ないです。
スライダーの種類
左から、一般的なスライダー/ロック式スライダー/玉付き/引手交換可能タイプ、等など
ロック式は引手を持ち上げると動くタイプの事。
引手交換可能なタイプは、自由な引手が取り付けられるもの。※正式名称がわからず、購入先を紹介できてないですが、わかったら追記します。
スライダーの着け方次第で開き方もいろいろ。
オーソドックスな片開きや、両側が開くもの、真ん中から外側に開くもの、等。
ファスナーを自分で加工できれば、長さや素材を気にせず、好きなものを選べるので幅も広がりますね。
ループファスナーなんてのも作れます。
ファスナーの片側だけを使い、輪っかでファスナーを止めてるタイプのもの。
かみ合わせの部分が上下同じ形のビスロンファスナーで作れます。
※構造は似てますが、金属ファスナーでは作れないです。
ちなみに、コイルファスナーでもループ状にできるのですが、写真のようにクルクルになっちゃいます。かっちりしたバッグ等ならよじれに対抗できるかもしれませんが、生地が薄い場合、よじれちゃうので厳しいですね。
やっぱりビスロンファスナーでループにした方がいいです。
その他アレンジ
同じ種類のファスナーであれば、コンビカラーのファスナーも作れます。
ポイント・アドバイス
太さや素材ごとに付属のパーツも変わってくるので、サイズ間違えないようにご注意を!
■ その他のファスナーの話
ズボンのファスナーが勝手に開いて困る場合の工夫を紹介
■ 道具・工具・材料の紹介
「上止め ※3番用」
3番金属ファスナー用上止め金具 50組入 |
下止め ※3番用
3番金属ファスナー用下止め金具 50組入 |
「スライダー」
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