ウレタンスポンジのクッション、表面が薄汚れてきた上、クッションがヘタってきたので、形を変えてリフォーム、の要望。
今回解体してみたのが、こたつでゴロゴロする用のL字タイプのコーナークッションのもの。
元は下の商品ですね。
マットはなくなってたらしい。
この商品、カバーが外れず、洗えないものでした。(注意書きに書いてあるんですけどね)
これが薄い黄色の素材だったもんで、シミとか目立つ。
カバーかけようにも形が難しい。
「捨てよう・・・」
でも、「ホントに使い捨てなのか!?」「ゴミの量多すぎ」
そこで「中のスポンジがダメになってたら捨てよう」と、ちょっと中をのぞいてみる。
あー、このタイプのウレタンか・・・。
どうせならチップウレタンが入っててほしかったですが、これはチップウレタンになる前の段階、細かい端材の状態のもの。
ちなみに、通常チップウレタンと言えば下記のような物
端材を固めてヘタりにくくした素材。ソファの中に入っていたりします。
今回のは下記に近そう
![]() 純日本製◆低反発ウレタンチップ◆5キロ |
とにかくスポンジ部分は、さほど変色もないし、アレルギーも出ない。
(埃とダニのアレルギーなので、やばいクッションはすぐわかる体質です)
うん、中身は使えるな。
じゃ、形状変えて、中身をギュウギュウに詰め込み、ちょっと小さいサイズにしてみよう。
こんな感じに作ってみました。
サイズ
大きい方:830×520×120
小さい方:520×310×190
このサイズの袋で中に入っていたスポンジを全部詰め込みました。
これにカバーをかければ完成。
材料 | 寸法 | 数量 |
シーチング生地 厚手 | 生成り | 5.5m |
- 1.生地をカットして袋縫い。スポンジを押し込む場所を一部開けて残しておく(25cmぐらい)
- 2.まっすぐの方のクッションは大きい方の袋に全部入れます。
- 3.小さく開口した所からスポンジ抜き出してたけど・・・
- 4.ギャー、全然綺麗に入らんっ
- 5.大きいビニールに先にスポンジを全部出そう。
- 6.こんな感じ
- 7.内側にへばりついてるのは無視。取れないのは捨てる
- 8.手伝ってくれる人がいれば袋を逆さにして流し込めるけど、一人なので地道に移します
- 9.L字の方は半分が小さいクッション1つ分。ちょっと余るので大きい方に残りを入れる
- 10.かなりパンパンに入れてOK。押し込んで固める気持ちで
- 11.だいたい入ったらクリップで口をふさいでおく
- 12.4つにだいたいバランスよく入れたら、周辺の掃除!
- 13.口を手縫い。
- 14.こんな感じに変形完成
- 15.組み換え自由。あとはカバー作ればOK
- ※中のスポンジは色んな色が混じってます。黒っぽいものは一瞬「カビ!?」と思うけど違います。黒いスポンジの端材です
- 生地からうっすら黒いスポンジすけますがカビじゃないです。
ポイント・アドバイス
生地は失敗覚悟で、安い仮縫い用のものを使いました。
どうせカバーかけるし、これは2度の開けないので洗わないし、という事で。
不要なシーツとかあればそれでいい、と思ったぐらいです。
スポンジをグイグイ詰め込んだので固めのクッションですが、これがいい感じ。
ぐうたらするのにちょうどいい。
気分で組み替えて色んな形でくつろげます。
そのうちスポンジヘタってくるでしょうが、
この上にカバーかけるから洗えるししばらくは使えそう。
というか、きちんと心材入れて、
一からソファ作った方が早いんじゃないかと思ったりもした。
ま、それはまたそのうちに・・・。
そういえば今までクッションとかソファーのカバー外したとき、
内側の黒い部分、「カビてる!?」って勘違いして処分したものあったなぁ
あれは黒いスポンジであってカビや虫じゃなかったんだな。
勉強になりました。
■ 道具・工具・材料の紹介
仮縫い用 シーチング生地 厚手
![]() ○厚手シーチング(生成) [洋裁/和裁/コットン] |