白いスエードの汚れ落とし

財布の一部、白い革の部分が汚れたので綺麗にしてほしい、との要望。

えっ!?白いスエードなの!?
ハードル高いよ!!

自分で普通のプラスチック消しゴムで擦ってみたがダメだった、との事。そもそも財布に白いスエード使うとは、なんてチャレンジャーな商品…。使って数日でこうなったらしい。黒いバッグの中で擦れたって。

いや、もういっそ黒く染めてしまったほうが良くない?

でも、これ「白熊」だし、そもそも「染めて」なんて要望ではない。

よし、実験がてら作業開始。「スエードの汚れ落とし消しゴム」なるものは市販されてるが、持ってないので代用品を探してみる。普通の消しゴムでダメなら「砂消しゴム」でどうだ?とまずやってみた。これなら安いし簡単に手に入る。

材料 寸法 数量
砂消しゴム 1個
カッター 1個
ハケ、ブラシ 1個
■ざっくり手順

 


ポイント・アドバイス

白さだけなら砂消しゴム+カッターで十分汚れは落ちます。
「汚れ落とし」というより汚れを削ってる、って状況です。
寝てしまった毛を逆立てテカテカを抑えるのと、やすり効果ですね。
元の革が薄いと破けそう。気を付けて作業が必要。

本来なら生ゴムのブラシで毛並みを整えるのがスエードのメンテナンスなんだけど、その段階ではなかったので強硬手段に出ました。

ベビーパウダーは白さ+汚れ防止の実験用。
財布だし、防水スプレーって感じでもないし、革のクリームも使えないしで、悩んだ結果ベビーパウダー(笑)
削って起毛した素材の内側に刷り込むことで、次に汚れが入りにくくならないかな?
ベビーパウダーは肌につけるものだし、革も元は皮膚だろう、という安易な考えです。
そして白い粉だし、白さが際立つかな?とも思った次第。
白さはあんまり効果なかったかな?

ベビーパウダーは何の根拠もないので、もしかしたら今後、強烈に汚れるかも!!

でも、何もしないでもきっとまた汚れるし。
ものは試しでしばらく使ってみてもらおう。

結果は後日報告します。

 


■ 道具・工具・材料の紹介

今回使った砂消しは下記。文房具店などで手に入りやすいです。

「スエード用汚れ落とし消しゴム」
私は使いませんでしたが、こんな商品もあります。

生ゴムのスエードブラシ。
生ゴムじゃないと素材を削ってしまうこともあるので丁寧に汚れ落とししたい場合はこういうのを使ってみて。