破けた障子。張り替えます。
どうせ張り替えるからと、ちびっ子に「思いっきり破いていいよ」なんて言うと、うっかり桟を折ってしまうこともあるし、剥がすのも大変になるのでやめた方がいいかと。桟は強度もないし、張り替えるときにうっかり持ってしまわないように注意!
材料 | 寸法 | 数量 |
障子ノリ | 適宜 | |
障子紙 | 必要分 | |
マスキングテープ | 適宜 |
■ざっくり手順
- 1.大きい机に障子を置く。2つの机をまたいで置いてもOK。
- 2.スポンジを水に浸し
- 3.桟の部分を濡らしていく
- 4.全部濡らして、水が浸透するまで数分待つ
- 5.端から剥がしていく。乾くと剥がしにくいので、その時はまた水をつける。
- 6.剥がした障子紙を少しちぎって
- 7.折りたたんで水に浸す
- 8.桟に残った紙をふき取るように落とす。この時木目にそってなでるように。
- 9.ささくれている部分はカッターで落とす
- 10.ほこり等を拭いておく
- 11.障子紙やのりを用意
- 12.障子の上側から紙を置き、位置確認。上部をマスキングテープで止める
- 13.広げて大丈夫なのを確認。いったん巻戻す。
- 14.上部をテープで止めたまま、外側に紙をひっくり返す
- 15.のりをつけていく。刷毛の要らないワンタッチノリを使用
- 16.こんな感じで真ん中に盛り上がった状態でつければOK
- 17.紙を上部から乗せていく。無理に伸ばさなくてOK
- 18.中心部分から外側に向け指で伸ばしていく。この時少しよれをとる感じ。多少のよれは気にしなくてOK
- 19.下の方、余った部分をハサミでカット
- 20.下側もマスキングテープで止めておく
- 21.のりが半乾きになるまで待つ(1時間くらい)
- 22.カッターで余分な部分をカット。1cmくらい外側に紙がかかるように切るときれいに仕上がります。
- 23.こんな感じに
- 24.のりがだいたい乾いたら、最後に霧吹きで湿らせ、しわを取る。乾いて完成
ポイント・アドバイス
障子のりは小麦粉と水で作れます。
スプーン1杯ぐらいの小麦粉を水で溶いて、火にかけとかす。とろみが出てきたらOK。硬すぎたら水を足し、柔らかすぎたら小麦粉を足す。これでできます。
市販品との違いは、防腐剤の有無と、剥がす時に小麦粉の方が剥がしやすい、といったところでしょうか。
■ 障子に関するこんな項目も紹介中
穴の空いた方だけ張り替えた場合、残りの1枚との色の違いがちょっと気になります。そんな時は黄ばみを取る方法で対応してみます。
ただし、やはり新品との差はあるので、どうしても気になる場合は2枚とも張り替えることをオススメ。