グラノールというメンテナンスフリーの塗料の存在を知ったのでご紹介。
正直、この塗料、最初メリットが全然わからなかった。
商品の謳い文句は
自然の風合いを残しつつ、
汚れに強い、自然塗装、通気性は良い。
オイル塗装のようなメンテナンスは不要。
ウレタン塗装のようにガチガチに固めるのではないから、「剥がれる」って事もない。
で、成分はガラス・・・。何だそれは?
どうもピンとこない。
メンテナンスフリーという事は、経年変化しないって事だよね。
塗装が痛まない、って事か。
それなのにガチガチの塗装ではなく、木の風合いは保てる、ってのが売りらしい。
ガラス成分なので、うすーい保護膜を作る感じなんでしょうかね。
だから塗装する木の材質が柔らかすぎるとダメらしい。
硬い木に向いてる塗料。
テーブルの天板にいいよ、って話なので、扱いを知るために
とりあえず、どんなもんなのか塗ってみた。
材料 | 寸法 | 数量 |
グラノール8 | 1リットル | |
グラノールうすめ液 | 適宜 | |
つや消し剤 | 適宜 |
ポイント・アドバイス
塗装後、ほとんど塗装前と見た目が変わらなくて写真撮り忘れました。
この後何度か重ね塗りしてます。
塗るのはすごく簡単。素人でも楽勝。
ウエスに含ませて伸ばせばよいので、オイル塗装と一緒。
ムラも出ない。
それと、乾くと色が最初とほぼ変わらない。
オイル塗装なんかは塗装後、最初より少ししっとりしたような色合いになってしまうけど、
元の無塗装のような色合いをキープできてる。
そう、これこそがこの塗料のポイントな気がした。
白木を白木風のままに保てる。
普通、白木の家具は経年すれば黄色くなってきたり、
手垢で汚れてきたりする。
これが味なんだけど、「薄汚れてきた」と感じる人もいると思う。
例えばウェグナーのYチェアなんかで、ソープフィニッシュやオイル塗装の商品があるけど、
メンテナンスは必須。
これらを買った時の状態に保ちたい、って人には良さそう。
まぁ、Yチェアは経年変化こそが醍醐味ですけど、そこはそれぞれの好みかと。
【予約販売】 Yチェア オーク材/ソープフィニシュ |
もちろん染色した木にも使えるので、白木だけでなく、
木の風合いを残したいもの全般に使えます。
■ 道具・工具・材料の紹介
「グラノール」
ちょっと値が張りますが、
木の風合いを残しつつ、手入れは楽な方がいい、って人にはおすすめ。